「着」物を「楽」しむ学び「舎」として

2009年秋、呉服卸業の知識や経験を一般着物ファンに伝える場として世田谷区奥沢の古民家にて「きもの塾」を開講。月に1度の講義からはじまった活動は、次第に仲間が集う学び舎となり、2013年に「着楽舎(きらくしゃ)」という団体名をつけて本格的な講座活動をスタートさせました。
活動において一環しているのは「ほんもので学ぶこと」「理論9割、センス1割」「品のよい着物コーディネート」のスタンス。高級呉服卸ならではの高品質な反物を教材として使う事で、受講生が五感を駆使して体験的に学べる環境は他にない面白さです。

論理9割・センス1割 右脳と左脳をフル活用

着物コーディネートには思考すべき要素が複数ありますが、「論理的な組み立て⇒自分のセンス」という組み立て手順を踏めば、おおよそどなたでも素敵な着物コーディネートを自力で設計できます。
「TPO設定」「格合わせ」「文様合わせ」「色合わせ」といった和装の構成要素にはかならず論理的根拠があり、一定の共通解が見いだせるものです。妥協するにしろ崩すにしろ、この論理的組立のベースがあるのとないのとでは、完成度に大きな差が生まれます。
右脳と左脳、両方をフル活用する着物コーディネートの醍醐味を、皆さんと共有していきたいです。

身につけた知識と経験は一生モノの財産に

着物コーディネートに不安を感じるのは、論理的根拠が定まっていないから。センスが一辺倒になるのは、感性を最新化する情報量が少ないから。多くの方が感じている着物コーディネートの難しさは、学びによってほとんど解決できます。言い換えると、論理的根拠とセンスの両方を磨く努力をすれば、加速的に和装は面白くなる!ということです。
一定量の知識と経験が必要な点では「敷居が低い」とも言い難いですが、どなたでもいつからでも学び始めることが可能です。学び取ったノウハウは一生モノの財産となります。ぜひ一緒に学んでみませんか?

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コラム

  1. 本場大島紬の魅力に触れる(第43回 着物勉強会「きもの塾」開催レポート)
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